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こんにちは、ご無沙汰してしまいました。3月、4月は大変忙しく作業に追われてついつい2ヶ月も更新出来ませんでした。楽しみになさっている方には大変申し訳ございませんでした。
実は3月には新店舗の1周年を迎えました。早いもので昨年の3月中旬に学園店舗から三ツ木新店舗に引っ越しをしてもう1年です。もう無我夢中でこの1年間を過ごして来た為、もう1年経った?という感じです。
場所を移転するとお客様の来店が減るとか言われますからやはり心配はしておりましたが、大変有難いことにそんな心配は無用でした。本当にお客様方には感謝しかありません。
これからも変わらず頑張って参りますので皆様どうぞ宜しくお願い致します。
この2か月間の作業の御紹介は流石に多すぎてご紹介は出来兼ねますので今回は連休明けの作業の御紹介をさせて頂きます。
川崎市からご依頼のステップワゴンオーナーのY様からの御依頼です。人気車のRK1です。まだ6万㎞台で走行も少ないですがRKシリーズのステップワゴンに多く出現しております滑りによるDランプ点滅の症状です。
RK1,RK5のシリーズで且つ前期型に多く出ていて、販売台数も多いですので修理依頼も大変多いです。症状としては冷間、温間関わらず速度域で50㎞/h~60㎞/hあたりで突然エンジンが更け上がる現象が出てメーター上のDランプ(緑色)が点滅してしまいます。あとは稀ではありますが高速走行中に80㎞/h付近で同じく更け上がる現象が現れたりします。
出始めの場合はたまに出るようになり、悪化しますと毎回乗るたびに1~3回ほど出たとか言われます。このような現象が出始めましたら騙し騙し乗るようなことは避けてください。早く修理に出す事をお勧めします。そのまま無視して乗っておりますと更け上がった後ギヤがニュートラルのままになってしまい走行不能となります。大変危険でもありますので注意が必要です。
ただ、修理に出すと言ってもホンダカーズではCVT交換と言われてしまいます。40万円以上の出費となります。もし修理で安くしたいなら是非当店にお電話ください。きっちりと修理で対応させて頂きます。
また本題に戻しますとY様のステップワゴンですが原因はCVTフルードのメンテナンスが行き届いていない事が主原因であります。よく皆様が言われる事ですがホンダでCVTフルード交換したんだがという事を耳にします。そこで実際いつ頃にどの程度の量を取り換えたか記録簿等で確認しますとほぼ100%の方は部分交換の対応をされております。ご近所程度しか走らない車であればともかく、ミニバンともなれば普通はレジャーなどで高速利用、遠方に旅行に出かけられる事があると思います。
また、仕事利用で毎日100km/h程走られる方もいらっしゃると思います。そういう使用をされている方に大変多く出ております。ここで1度ご自分の使用状況を考えてみたほうが良いと思います。
またもう1つ危険な症状ですがこれはホンダ車に限らずCVT搭載車全般にですがプーリーのベアリングの異音が多く発生しています。これも原因はCVTフルードのメンテナンス不足や合わないフルードを使用しているなどが見られます。ベアリングの異音の場合はもうミッション交換になりますので注意してくださいね。
Y様のステップワゴンですが修理をした結果ちゃんと元に戻りました。というより新車時に戻ったという方が合っているかもしれません。(笑)
以前にもブログに書きましたがご自分のCVTは大丈夫なんだろうか?と思いましたら簡単な確認方法が有ります。もしご自分の車にエコモードのスイッチが付いているようでしたら、エコモードをONの状態で走ってみてください。多少はトラクションが制御されてしまうので発進加速はもたつきますが極端に走りに問題があるんではと思うくらいでしたらCVTの状態は良くない傾向だと思ってください。あくまでもホンダ車に限っての事ですので他メーカーの車両の場合は判りません。
昨日エアウエィヴのお客様がご来店されましてやはり走行距離が少ないのですが冷間時にクリープが出なくて暖機後は普通に発進できるという事らしいのですが、よくよく聞いてみますとDランプが点滅するようになり今は毎日点滅をするという事らしいです。お電話で伺った際はそれほど深刻なことは聞かされていなかったのでとりあえずCVT内部洗浄などすれば改善に向かうかなと考えていましたが、実際話をよく聞きますといやあこれは簡単にはいかないなというケースでした。購入したお店に持って行きDランプの特定している部品を交換したがまだDランプの点滅は出ているという事です。
当店で確認しましたら先に交換されている部品をまだ特定しています。これは何を示してるかと言いますと交換した部品が異常と判断しておりますがそれは間違いで部品がおかしいのではなく中身(CVT)がおかしい(異常な)動きをしていることによりECUが異常と判断しているようです。
これは明らかにスタート制御に問題を抱えている事と考えられます。冷間時Dレンジにシフトして発進するのが普通ですがこのエアウエィヴは動き出すまでに3分は暖機しないと動かないそうです。これではさすがにオイル交換でどうこうのレベルではないことがわかります。ですのでこれは修理が必要ですと判断を下して再度預かる日程を組みましたが、その後再度連絡がありどうも納得がいかないようですので修理はキャンセルさせて頂きました。当店でもこのケースは未だなく近い物であればATタイプなら昔経験はありましたが今回はトルクコンバーター無しのCVTですので厄介です。修理方法が全くないわけではないのですが、お客様から治らなかったら!という事を言われますとこちらも経験のない症例ですからこれ以上は当店も関われません。安く仕上げる方法の選択肢は無いです。リビルトCVTを載せ替えてもらうしかないと思います。こちらとしても経験の無い修理の場合は絶対は言えませんからね。
当店もこのCVTの修理に至ってはどこよりも経験は踏んできておりますがそれでも稀なケースです。
どこか治せるところでもあればいいですが・・・・。
今回は以上となります。
これから暑い季節がやってきます。ATやCVTに負荷の掛かる季節ですので先ほど言ったようにメンテナンスは重要です。事が起きてからではお金がかかります。調子を崩す前にプロに診てもらうのが秘訣ですよ。
to be continue
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