日頃のメンテナンスは大事

こんにちは。冬真っただ中ですがいかがお過ごしですか?朝晩がきついですが日中は何とか日も出て過ごしやすいですがこれから花粉もやってくるのでつらい間合い日を迎えそう。

何もつらいのは人間だけじゃなく車もこの時期はつらいんですよ。今の時期は夏に無理をさせた見返りに冬にオートマの諸症状が出てきて不安を覚える方もいらっしゃるかと思います。

昨年末はそれほどいませんでしたが今年に入り急激に寒さも本格的になり始めましたら沢山のお問い合わせがあり、
今は一般修理、車検、オートマの不具合修理で毎日追われています。

もぅぱら最近はCVTのトラブルが多いですがちょいちょい通常のオートマも間に挟んで修理なども行っています。
最近の車で多いのはN BOXのCVTからの異音です。CVTかハブベアリングかわかりずらいですが圧倒的にCVTからの異音です。

リコールの範囲は少ないですが実際にはリコール対象車から外れている方も多いですが、実際のところ部品の不具合なんだろうかと思うところはあります。なぜなら当店のお客様も対象車に入っていましたが全く問題なし。新車に近い段階で出るなら部品の問題の可能性は大いにあると思いますが、4万~5万㎞以上走られているケースでは原因は別にあるんではと思います。

その原因とはCVTフルードの交換が正しく行われていない事が原因。但し部分交換している方も多く出ているようです。
うちと何が違うのかと言われますとやはりCVTフルードの適正な交換方法にあるのではないかと思われます。

きちんとした交換方法では全く問題は出ません。ここに表れていると思います。

さて今回は同じN BOXを乗られている方からの御依頼で車検整備とCVTフルードのメンテナンスの御依頼です。やはり異音の事例も知っていました。

交換するなら当店でということで車検とセットでご依頼頂きました。車検自体は特に全体的に問題は無く製造後10年たちますので冷却水交換、ブレーキフルード交換、エアークリーナー交換など行いました。

そしてメインがCVTフルード交換です。CVT本体の点検も行いながらの交換ですので安心して頂けると思います。

Nシリーズはたくさん交換や内部洗浄なども行ってきましたが皆さんからほぼ同じ感想を言われます。全く違う車に乗ってるようだとか特に期待はしていなかったがビックリするくらい変わったなど。特段Nシリーズに限らず同じような感想を他の車種でも聞かれます。

以前にも書きましたが車の調子はミッションの状態で決まります。走りがいまいち、加速が悪くなった、燃費が悪くなったなどの原因はほぼミッション(オートマやCVT)によるものが多いです。

さて次にご紹介するのは千葉県よりRG3ステップワゴンでまさしく先ほど紹介したCVT内部からの異音です。もう走行距離も16万㎞ですが全く異音などは出ていなかったようですがここへ来て前よりかすかに聞き覚えの無いモーターのような音がし始めて気が付かれたそうです。

まだ音楽を聴いていると消されてしまう程度でしたがこれはベアリングの音ですので消えたり、静かになるという事は基本考えない方が良いです。当店では以前にこの同じステップワゴンとRB3オデッセイでは消えた経験はありますがなぜ消えたかは不明。基本消えることは無いものと考えております。

ただしこれ以上悪化や別の不具合に繋がらないようにする事は出来ます。それはと言いますと新しいフルードをしっかりと入れ替える事です。また同時に浮遊する鉄粉などを取り除くことが優先されます。単なる交換ではないですね。

このステップワゴンも作業はCVT内部洗浄を行います。フルードを抜いてみますと想像はしていますがやはり劣化が酷いですね。黒ずみは鉄粉の浮遊が多いことを示しています。抜いたフルードの泡は酸化や劣化が酷いことを表しています。

これらをしっかり取り除かない事にはもっと次の症状や悪化に繋がります。また、本日もお客様からオートマの不具合についてお電話が有り、作業は3月にと言われまして、いや~そんな悠長なこと言っていますと回復出来るものも出来ず、もっと悪化すると本格的に修理が必要になり費用面を考えても早く対処することが先決ですよ、と。

それで結局今週末に急遽作業を入れさせて頂きました。これを見てるオーナーさんも思い当たる節がるようならとにかく早く対応することが治る1番の秘訣となります。

他エンジンオイルの漏れも点検してほしいという事でしたので確認しました。想像通りの個所から漏れておりました。2か所です。スプールバルブフィルターとVTCストレーナーです。こちらも早めに修理交換された方が良いですね。

異音は止まりませんが明らかにCVTの特性に変化があり、スタート時からアクセルが軽い感覚が有りました。これが変化です。当然ですがフリクションが少なくなったようなので燃費に貢献すると思います。

さて次のお客様は比較的近い東久留米市よりRB1オデッセイの方です。もう走行距離が22万㎞走破していて1度はミッションが故障して中古品に乗せ方そうです。それから7万㎞程?中古のミッションも7万㎞程の物だそうです。ンせ替えてからも1度もフルード交換はされていないようで、症状も滑る症状でDランプの点滅も起こったそうです。これは本格的修理が必要かなと思いつつもお客様は出来れば安く抑えたいという希望。しかし症状やDランプ点滅の事を考えると結構悪化している証拠。

今回はお客様の希望もあり、今回は修理の工程の中のCVT内部洗浄を行い様子を見るという事で話がつきましたので早速フルードを抜いてみましたが劣化はやはり否めませんが鉄粉は思ったほどではなかったので内心これはいけるかなとは思いつつも、反面中古のCVTがどんな物だったのか不明ですから不安も有ります。治ればいいんですが・・・・。

作業も終わりロードテストに向かいましたところ、アクセルワークが非常に良いんですね。プーリーの切変わりの段付きも全くなく停止の際にショックも全くない。これなら大丈夫かな、という印象でした。お客様には説明しこれで少し様子を見て頂き安定しているようならもう大丈夫でしょうと。但し次回の交換サイクルはきちんと守りましょうね。ときつく言っておきました。同じ過ちは繰り返さない方が良いですからね。

今回はこのくらいにしておきます。
また次回もオートマの不具合の事例を御紹介出来ると思います。
人気車種なので興味深いと思いますよ。

to be continue

日頃のメンテナンスは大事” に対して2件のコメントがあります。

  1. Katsu Tanaka より:

    ホンダユーザーとしてサイト拝見しては感心する事ばかりです。この度製造から20年目を迎えたKB1のレジェンド初期型D車検を受けました。数日後4速から3速の減速時に(ゴー)異音が鳴る事態に少し困惑しております。

    経験豊かなオートプレース様ではATからの異音で思い当たるポイントとして、ご相談に乗っていただく事は可能でしょうか。厚かましいコメントとなって恐縮です。

    1. ホンダオートプレイス店長 より:

      コメントありがとうございます。オートマフルードを交換されたんでしょうか?部分交換した際異音が出るケースも有ります。一度ご来店の上音の確認をさせて頂ければある程度判定出来ると思います。

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